中国からベトナムへのFDI資金は、従来の製造業（靴や繊維など）からハイテク産業へと移行しています。

中国からベトナムへのFDI資金は、従来の製造業（靴や繊維など）からハイテク産業へと移行しています。
中国はベトナムへの投資を加速
HSBCベトナム法人向け銀行業務部門の国際事業部責任者であるジュン・ソク・パク氏は、中国本土、香港、台湾からの資金がベトナムに急速に流入していると述べました。「これは、両国の経済の深い類似性と、変化し再編成されつつあるグローバルサプライチェーンによって促進されています」と彼は語りました。

新規登録されたFDI資本の観点から見ると、中国本土、香港、台湾はベトナムの総FDIの60％を占めており、2022年にはわずか38％でした。また、今年上半期時点で、シンガポールからの新規FDIの約50％は、実際には中国と台湾からの投資に由来しています。

中国企業はグローバルサプライチェーンにおいてますます重要な役割を果たしています。特にASEAN地域においては、中国との貿易赤字が拡大していますが、これは主に進行中のサプライチェーンの再編成によるものです。

FDI資金はハイテク産業へシフト
中国からベトナムへのFDI資金は、従来の製造業（靴や繊維など）からハイテク産業へと移行しています。

この情報は、12月17日にホーチミン市で開催された「ホーチミン市と中国広東-香港-マカオ大湾区投資貿易フォーラム」で明らかにされました。

過去には、中国からのFDIは主に加工製造業や家具、靴、繊維といった伝統的な生産分野に集中していましたが、現在では、電子機器、自動車、グリーンエネルギーといったハイテク産業への投資にシフトしています。

投資家側では、広東-香港-マカオ大湾区企業家連盟（GBA）のベトナム代表であるジェシー・チェイ氏は、GBA連盟が技術や金融の強みを活かして、ベトナム企業が中国市場にアクセスし、長期的なパートナーシップを構築するのを支援していると述べました。

ベトナム支部を通じて、GBA連盟は持続可能な技術、イノベーション、起業といった重要分野に重点を置き、グリーン経済の発展を促進します。

「GBA連盟は、ベトナム企業が課題を克服し、先進技術を応用し、グローバル市場での影響力を拡大することを支援することを約束します」とチェイ氏は強調しました。

「2025年に向けて、私たちは新たな始まりを迎え、より多くの相互利益をもたらす協力の機会を期待しています。私はベトナムを第二の故郷と考えており、このS字形の国が持つ無限の投資機会と魅力に、多くの企業が感銘を受けると確信しています」とジョナサン・チェイ氏はベトナムでの投資機会について述べました。